近畿税理士界（11月10日号）にて、セミナーの様子が掲載されました。
弁理士の杉浦健文です。
先日、近畿税理士会様で開催された周辺専門講座にて講師を務めさせていただきました。
その際の講演内容が、同会の会報誌『近畿税理士界』にて大きく取り上げられましたのでご報告いたします。
テーマは、
「知財を会話のきっかけにできる税理士になろう」。
今回の研修では、法律の専門知識をただ解説するのではなく、税理士の先生方が日々の業務の中でどうクライアントの知財に関われるか、という「実務」の視点でお話しさせていただきました。
▼ お話しした主なポイント
🔸 知財は「見えない資産」であること
土地や建物と違い、知的財産は目に見えにくいため、決算書を作る過程でも見落とされがちです。だからこそ、数字だけでなく事業全体を見ている税理士の先生方の「気づき」が重要になります。
🔸 税理士こそが「橋渡し役」
専門的な出願手続きは私たち弁理士の領域ですが、その手前にある「これって特許になるかも？」「商標登録は済んでいる？」という気づきを与えられるのは、顧問先と一番近い距離にいる税理士の先生方です。
🔸 会話をきっかけにリスクを防ぐ
「新しい商品名を考えた」「ロゴを変えた」といった何気ない会話の中に、商標侵害のリスクや権利化のチャンスが隠れています。その会話を拾い上げることが、クライアントの事業を守ることに直結します。
記事を通じて、多くの税理士の先生方に「知財×税務」の連携の重要性が伝われば嬉しく思います。
ご参加いただいた先生方、そして近畿税理士会の皆様、貴重な機会をありがとうございました。
セミナーでお話しした詳細な内容については、またブログ等でも共有していきたいと思います。
顧問先の知財について課題をお持ちの税理士先生がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連携ください。
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