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新类型商标详解——注册基准与优势

2505_杉浦様_登録基準とメリット

現代社会では、ブランドを構成する要素は、伝統的な文字や図形だけにとどまりません。耳に残るサウンドロゴ、商品のパッケージの印象的な色、デジタルデバイスに表示されるアニメーション、あるいは商品自体の特定の場所につけられたマークなど、五感に訴えかける多様な要素が、消費者の心にブランドを刻みつけています。

こうした時代の変化に対応するため、日本の商标制度は進化し、「動き商标」「ホログラム商标」「色彩のみからなる商标」「音商标」「位置商标」といった、新しいタイプの商标が保護の対象となりました。

これらの新しいタイプの商标は、あなたのビジネスのユニークな個性を表現し、競合との差別化を図る強力なツールとなり得ます。しかし、これらを商标として注册し、法的に保護するためには、クリアすべき基準があります。特に重要なのが「显著性」という概念です。

今回は、专利局が公開している审查基准などを参考に、これらの新しいタイプの商标がどのように「显著性」を判断されるのか、そして注册後に重要となる「同一性」について、专利代理师の視点から解析します。そして、あなたのビジネスにとって大切なこれらの要素を守るために、なぜ专利代理师のサポートが不可欠なのかについても触れたいと思います。

1.新しいタイプの商标とは?

簡単に、それぞれの商标がどのようなものを指すのか見てみましょう。

  • 動き商标: テレビCMのオープニングロゴや、Webサイトの読み込み時に表示されるアニメーションロゴのように、標章(マーク)が時間の経過に伴って変化する商标です。
  • ホログラム商标: パッケージなどに表示されたマークが、見る角度によって異なる表示に見えたり、光の当たり方でキラキラと輝いて見えたりするなど、ホログラフィー技術による視覚効果で変化する商标です。
  • 色彩のみからなる商标: セブン-イレブンのトリコロールカラーや、トンボ鉛筆の「MONO」消しゴムの青・白・黒のストライプのように、単独の色、または色の組み合わせ自体が商标として注册されるものです。商品のパッケージ全体や、店舗の外観などに使われる色が該当し得ます。
  • 音商标: 久光製薬の「サロンパス」のCMのサウンドロゴ「ヒ・サ・ミ・ツ」や、NTTドコモの着信音「Call Me」のように、文字や図形ではなく、メロディーや音声、効果音といった「音」自体が商标として注册されるものです。
  • 位置商标: 商品のパッケージやラベル、あるいは商品自体の特定の位置に付された標章(マーク)が商标として注册されるものです。例えば、ジーンズのバックポケットの特定の位置につけられたステッチやタブなどが該当し得ます。

これらの新しいタイプの商标は、これまでの文字や図形、記号などの伝統的な商标だけでは捉えきれなかったブランドの要素を保護するためのものです。

2.商标注册の鍵:「显著性」はどのように判断されるのか?

商标として注册されるためには、原則として「显著性」が必要不可欠です。「显著性」とは、その商标を見た消費者が、特定の商品やサービスが誰(どこの会社・個人)によって提供されているものかを認識できる能力のことです。

新しいタイプの商标でも、この「显著性」が最も重要な审查ポイントとなります。专利局の审查基准では、それぞれのタイプの商标について、显著性を判断するための具体的な基準が定められています。

(1)動き商标・ホログラム商标・位置商标の显著性

これらの商标は、いずれも「標章(文字や図形など)」と、それが「時間と共に変化する状態(動き商标)」、「視覚効果で変化する状態(ホログラム商标)」、「特定の位置にある状態(位置商标)」とを総合して商标全体として観察し、显著性を判断します。

しかし、最も基本的な显著性の判断対象となるのは、やはり標章部分(動きや位置を伴わない、文字や図形そのもの)です。

  • 標章部分に显著性がある場合: たとえその標章が動いたり、ホログラム効果を伴ったり、特定の位置に付されたりしても、その動きや効果、位置によって显著性が失われることはありま��ん。文字や図形自体がユニークで、それだけで来源を識別できる場合は、動きや位置などの要素は装飾的な効果とみなされやすい傾向があります。
  • 標章部分に显著性がない場合: 例えば、単なる一般的な文字や図形(商品の普通名称やありふれた図形など、商标法第3条第1項各号に該当するもの) を使用している場合、それに動きやホログラム効果、特定の位置といった要素を加えても、原則として商标全体としても显著性は認められません。動きの軌跡や、ホログラムによる別の表示面、特定の位置にある標章などが、単なる商品説明や装飾に過ぎないと判断される可能性が高いでしょう。

例えば、スマートフォンアプリのアイコンが起動時に特定のアニメーションをする場合、そのアイコンの「図形自体」がユニークで显著性があれば、アニメーションが付加されても問題なく注册できる可能性が高いです。一方、どこにでもあるような一般的な図形にアニメーションを付けただけでは、注册は難しいということになります。

(2)色彩のみからなる商标の显著性

色彩のみからなる商标は、文字や図形がなく、使用されている「色彩」のみで显著性を判断します。複数の色を組み合わせることも可能ですが、その組み合わせ全体で判断されます。

ここで重要なのは、色彩のみからなる商标においては、「商品等における色彩の使用される「位置」は考慮しない」という点です。これは、同じ色が使われていれば、パッケージのどの部分に使われていても同じ色彩商标とみなす、という考え方に基づいているためです。位置商标とは異なり、「特定の位置にある色」ではなく、「その色そのもの」が显著性を持つかが問われます。

色彩のみからなる商标は、その性質上、显著性が認められにくい場合が多いです。特に、以下のような色彩は原則として显著性がないと判断されます。

  • 商品やサービスの「普通名称」を普通に表示する色彩: 法令等で特定の用途に使われると定められた色(例:慣用されている赤と白の組み合わせはおめでたい行事、黒と白は葬儀)
  • 商品やサービスの「性質」を表示する色彩: 商品の性質上自然に付随する色(例:醤油の色)、機能確保のために不可欠な色(例:自動車タイヤの黒や白)、魅力向上に通常使用される色(例:携帯電話のシルバー)、通常は使用されないが存在する色(例:冷蔵庫の赤や青)、商品の単なる縦縞模様や単なる黄色・赤色
  • 役務の提供に通常使用される色彩: 役務提供の用に供される物が通常有する色彩

このように、単なる商品の色や、業界で一般的に使われる色、商品の魅力を上げるためによく使われる色などは、それ自体では来源を識別する力がないと判断されがちです。多くの色彩のみからなる商标は、商标法第3条第1項第3号または第6号に該当するものと考えられます。

そのため、色彩のみからなる商标が注册されるケースは、原則として、長期間の使用によって消費者の間で広く知られるようになり、その色を見れば特定の商品やサービスだと認識できるようになった場合(使用による显著性を獲得した場合)に限られます。

(3)音商标の显著性

音商标は、「音の要素(音色、リズム、自然音など)」と「言語的要素(歌詞など)」を総合して商标全体として観察し、显著性を判断します。

音商标の显著性の判断においては、音の要素と言語的要素のどちらか一方に显著性が認められれば、商标全体として显著性が認められることになります。例えば、歌詞はどこにでもあるフレーズでも、メロディーが非常にユニークで聞けばすぐにその会社のものとわかる場合は、注册される可能性があります。

しかし、音商标も色彩商标と同様に、显著性が認められにくい場合があります。特に、以下のような音は原則として显著性がないと判断されます。

  • ありふれた呼称や名称を単に読み上げたにすぎない音:
  • 合図、警報、その他極めて身近な音: (例:ベルの音、汽笛の音)
  • 商品が通常発する音: 商品から自然発生する音(例:扇風機の回転音)、機能確保のために通常使用される音(例:目覚まし時計のアラーム音)
  • 役務の提供にあたり通常発する音: 性質上自然発生する音(例:焼肉のジュージューという音)、通常使用される音(例:解体業者の「カーン」という音)
  • 自然音: 風の音、雷の音など自然界に存在する音、またはそれを模した人工音(ただし、来源表示として認識されない場合に限る)
  • 事業者の注意を喚起する音、印象付ける音: CMのBGMなど(ただし、来源表示として広く認識されていない場合に限る)
  • 商品・役務の魅力向上にすぎない音: (例:子供靴を履くたびになる「ピヨピヨ」という音)
  • 役務の提供の用に供するものが発する音: 車両の走行音、コーヒー豆を挽く音

これらの例のように、単なる商品の機能音や一般的な効果音、自然音などは、それ自体では来源显著性がないと判断されがちです。多くの音商标は、商标法第3条第1項第3号または第6号に該当するものと考えられます。

ただし、色彩商标と異なり、音商标における第3条第1項第3号の例示は限定列挙ではないとされています。そのため、ここに挙げられていない音であれば、显著性が認められる可能性はあります。

しかし、多くの場合、音商标が注册されるには、色彩商标と同様に長期間の使用によって显著性を獲得したことが必要となる場合が多いでしょう。例えば、長年使用されたCMのサウンドロゴなどがこれに該当します。

3.注册後の落とし穴?「同一性」の判断

無事、新しいタイプの商标が注册できたとしても、安心してはいけません。注册商标を使用する際には、「注册された商标と使用している商标が同一であるか」という点が重要になります。特に、商标权を維持するための使用義務(不使用撤销审判への対応)や、他社の商标侵权を主張する場合などに、この「同一性」の判断が問題となります。

ここでも、新しいタイプの商标ならではの判断基準が存在します。

(1)動き商标・ホログラム商标・位置商标の同一性

これらの商标の同一性は、「標章の相違」または「変化する状態や位置の相違」があるかどうかで判断されます。

  • 動き商标: 申请・注册された標章そのものに違いがある場合や、時間の経過に伴う標章の変化の状態に相違がある場合は、原則として同一性は認められません。
  • ホログラム商标: 申请・注册された標章そのものに違いがある場合や、ホログラフィーによる視覚効果による標章の変化の状態に相違がある場合は、原則として同一性は認められません。
  • 位置商标: 申请・注册された標章そのものに違いがある場合や、標章の位置に相違がある場合は、原則として同一性は認められません。

例えば、注册した動き商标のアニメーションの途中のコマを大きく変更したり、注册した位置商标のマークを商品の全く別の場所に移して使用したりした場合、注册商标を使用しているとはみなされない可能性があります。

(2)色彩のみからなる商标の同一性

色彩のみからなる商标の同一性は、使用されている色彩の「色相」「彩度」「明度」が同一であるか否かで判断されます。

また、複数の色を組み合わせ���商标の場合は、色彩の「配列」や「割合」が異なると、同一性は認められない場合があります。さらに、色彩商标を申请する際に、特定の「位置」を特定して申请した場合に、使用する際にその位置が異なると、原則として同一性は認められません。

注册された色と少しでも違う色を使用したり、色の組み合わせの順序や面積比率を変更したりすると、たとえ色自体は同じでも、同一性の判断で不利になる可能性があります。

(3)音商标の同一性

音商标の同一性は、「音の要素」および「言語的要素」が異なっている場合でも、事業者が全体として「同一の音商标」であると認識するか否かが問題となります。

同一性が認められるためには、少なくとも「メロディーが同一であること」が必要とされます。加えて、メロディーが同一であっても、「リズム」「テンポ」「ハーモニー」「演奏楽器」などの要素の違いも考慮して判断されます。

例えば、注册した音商标がバイオリンで演奏されたメロディーであるのに対し、使用している音がフルオーケストラで演奏された同じメロディーである場合、全体として受ける印象が大きく異なれば、同一性は認められない可能性があります。単純に同じメロディーであれば良いというわけではなく、そのメロディーが奏でられる「音の響き」や「雰囲気」も重要になるということです。

(4)他の標章と組み合わせて使用している場合の同一性

これは新しいタイプの商标全てに共通する重要な基準です。注册された新しいタイプの商标を、別の文字や図形といった他の標章と組み合わせて使用している場合に、同一性が認められるかが問題となることがあります。

この場合、使用している商标全体の中に、注册された新しいタイプの商标が含まれているとしても、注册された新しいタイプの商标のみが、使用商标全体から独立して、商品の来源を識別する標識として認識されると認められる場合に限り、同一性が認められます。

つまり、注册した動き商标が、使用する際には別の会社名の横に単なる飾りとして小さく表示されているだけで、消費者がその動き商标単体を見て会社を識別できないような場合、注册商标を使用しているとは認められない可能性があるということです。あくまで、注册したその新しいタイプの商标自体に、独立した显著性があり、使用されている商标全体の中でもそれが主要な来源表示として機能している必要があります。

4.複雑な「新しいタイプの商标」保護、なぜ专利代理师が必要なのか?

ここまで見てきたように、新しいタイプの商标は、文字や図形といった伝統的な商标とは異なる、独特の审查基准や使用上の注意点があります。特に、色彩のみからなる商标や音商标は、それ自体に显著性が認められにくい場合が多く、「使用による显著性」の獲得が注册の鍵となるケースが多く存在します。

あなたのブランドの個性的な要素を、法的にしっかりと保護するためには、これらの複雑な基準を正確に理解し、適切な戦略を立てる必要があります。

ここで、私たち专利代理师がお手伝いできることがあります。

  • 显著性に関する適切なアドバイス: あなたが保護したいと考えている動き、色、音などが、商标として显著性を持つのか、持つとすればどのような点が強み・弱みとなるのかを、专利局の最新の审查基准や過去の事例に基づいて専門的に判断し、アドバイスします。特に、显著性に乏しいと判断される場合、どのような対策を取るべきか、例えば使用による显著性獲得を目指す戦略などについて具体的にご提案できます。
  • 最適な申请戦略の立案: 保護したいブランド要素に応じて、どのタイプの商标(動き、色、音など)として申请するのが最も効果的か、また、その商标をどのように表現し、願書に記載すべきかについて専門的な知見からアドバイスします。音商标であれば楽譜や波形表示、色彩商标であれば色の番号指定や使用態様の詳細な説明など、適切な書面作成をサポートします。
  • 使用による显著性獲得のサポート: 色彩商标や音商标のように、使用による显著性で注册を目指す場合、その証拠収集が非常に重要となります。どれくらいの期間、どのような態様で使用すれば「使用による显著性」が認められうるのか、どのような証拠(広告宣伝の量、売上、アンケート結果など)を収集し、どのように整理・提出すれば効果的かについて、専門家として具体的なサポートを提供します。
  • 专利局の审查官との交渉・補正対応: 申请した商标が、显著性がないなどの理由で专利局から驳回理由が通知された場合、その通知内容を正確に理解し、適切な反論や願書の補正を行う必要があります。これらの対応は専門的な知識が不可欠であり、专利代理师があなたに代わって审查官と交渉し、注册の可能性を高めるための手续きを行います。
  • 注册後の適切な使用に関するアドバイス: 商标注册が完了した後も、权利を有効に維持するためには、注册された通りに使用することが重要です。特に、新しいタイプの商标では「同一性」の判断が複雑になるため、注册商标の適切な使用態様についてアドバイスを提供し、将来的な不使用撤销审判のリスクを軽減します。

あなたのビジネスが持つ独特な「動き」「色」「音」といった要素は、消費者の記憶に残り、強力なブランドイメージを形成する宝物です。しかし、これらの新しい要素を法的に保護し、他社に安易に模倣されないようにするためには、専門的な知識と経験が必要です。

专利代理师は、知识产权の専門家として、あなたのユニークなブランド要素を最大限に保護するための最適な方法をご提案し、複雑な手续きを代行いたします。

まとめ

  • 「動き商标」「ホログラム商标」「色彩のみからなる商标」「音商标」「位置商标」は、現代の多様なブランド表現を保護するための新しい商标タイプです。
  • これらの注册には「显著性」が不可欠ですが、特に色彩のみからなる商标や音商标は、性質上显著性が認められにくく、「使用による显著性」の獲得が重要な鍵となります。
  • 注册後も、注册された商标と使用する商标の「同一性」が重要であり、各タイプごとに独自の判断基準があります。他の標章と組み合わせて使用する際の注意点もあります。
  • これらの複雑な制度を理解し、適切にブランド要素を保護するためには、専門家である专利代理师のサポートが有効です。

あなたの素晴らしいアイデアやビジネスの個性を、新しいタイプの商标制度を活用してしっかり守りましょう。

もし、あなたのビジネスにおいて、ユニークな「動き」「色」「音」「位置」といった要素をブランドとして保護したいとお考えでしたら、ぜひ一度、专利代理师にご相談ください。

当事務所では、新しいタイプの商标に関する豊富な知識と経験に基づき、お客様のビジネスに最適な保護戦略をご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。

[お問い合わせ先] 知识产权事務所エボリクス 专利代理师 杉浦健文